詳細: LPレコード。ジョイス・マナーの典型的なレコードの簡潔さと、カリフォルニア州プレザントン出身の8人組バンド、リール・ビッグ・フィッシュの飾らない個性を融合させたジャスト・フレンズは、ポップパンクとスカの中間に位置するが、どちらのジャンルにも完全には属していない。2015年の『Rock 2 The Rhythm』に続く本作『Nothing But Love』は、力強くブラス調のホーンインタールード、ポップパンクの感性を持つギターメロディー、そしてサム・クレスのしわがれた情熱的なボーカルが、このアルバムを牽引する。ファンキーでエネルギッシュなジャスト・フレンズを真似できるのは、他に類を見ない。 「Nothing But Loveは音楽的に非常に多様なため、一つのジャンルに絞り込むのは難しい。『Keep Up』はその好例で、思わず頭を揺らしたくなるようなギターリフで幕を開け、アイザック・ヘイズの作品を彷彿とさせる70年代ファンクのブレイクへとシームレスに移行し、再びアグレッシブで大胆なブレイクダウンへと転調していく。あるいは、ギター主導のヒップホップソング『Get Down』は、中毒性のあるフックと歌いやすい歌詞が特徴的だ。『Bang My Line II』や『Faucet』といった曲では、ホーンセクションが輝きを放ち、ギターはスポットライトから一歩引いている。ホーンセクションの規模の大きさが、スカ以外のオルタナティブジャンルには見られない深みを音楽にもたらしている」(Get Alternative)