詳細: 『JUSTIFIED』は2004年のグラミー賞で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞。アルバム・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされた。「Cry Me a River」は最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞した。『JUSTIFIED』は、ジャスティン・ティンバーレイクがボーイズバンドの枠から抜け出し、ミュージシャンとして真剣に受け止められるよう試みた作品と言えるかもしれない。しかし、N・シンク、特に元恋人のブリトニー・スピアーズは、この時代特有の警鐘を鳴らし続けている。「Never Again」や「Nothin' Else」といったバラードは、往年の失恋ソングの雰囲気を漂わせているが、デビューアルバム全体を通して傷を癒すどころか、ティンバーレイクはシングルであることを讃える曲を数多く収録している。ティンバランドがプロデュースした「Right for Me」や、同じく力強い「Rock Your Body」などだ。このティーンアイドルは、信頼を得るために、他にも注目のプロデューサー、ザ・ネプチューンズやP・ディディといった顔ぶれを起用している。このデビュー作では R&B の要素を試金石として維持しながら、ティンバーレイクは、非常に穏やかでスティービー・ワンダー風の「Nothin' Else」、ラテン風の「Senorita」、そして中毒性のある「Like I Love You」など、驚くほど素晴らしい曲を数多く披露している。このように成熟したレコードを提供することで、ジャスティン・ティンバーレイクは、より大きくより良い将来のプロジェクトへの跳躍台を築いたのだ。