詳細: 180グラムのビニール、3枚組LPプレス。ロサンゼルス出身のサックス奏者/作曲家、カマシ・ワシントンによる待望のデビューアルバムは、久々の野心作。172分にも及ぶボリュームで、退屈な瞬間は一切ない。10人編成の素晴らしいバンドは、ダブルベースとダブルドラムで既に迫力満点だが、ワシントンはストリングスセクションと天使のようなコーラスでさらに彩りを添えている。ケンドリック・ラマーの『To Pimp a Butterfly』での輝かしい演奏と同様、ここでも力強く優雅なソロを披露している。「Cherokee」やテレンス・ブランチャードの「Malcolm's Theme」のカバーはジャズの伝統を彷彿とさせるが、「Changing of the Guard」のようなオリジナル曲こそが、彼の野心を象徴している。