詳細:アメリカで最も優れた若手チェリストの一人、ジョナ・キムがこの幅広いプログラムに登場。3作品のうち2曲では、共演者として名高いピアニスト、ロバート・ケーニッヒが参加しています。キムのプログラムは、チェリストにとってのマウント・エベレストとも言うべきゾルタン・コダーイ作曲の無伴奏チェロ・ソナタで幕を開けます。師であるヤーノシュ・シュタルカー*の遺志を受け継いだキムは、この作品に生涯の愛着を抱いており、心を揺さぶる演奏を披露します。アルバムのタイトル曲である「Approaching Autumn」は、雰囲気のある冒険的なデュオによる1楽章です。キムとケーニッヒは、マーク・エイベルの魅惑的な作品を初録音で詩的に紡ぎ出します。最後は、エドヴァルド・グリーグの19世紀の名曲、チェロとピアノのためのソナタです。キムとケーニッヒは、パブロ・カザルスやアルトゥール・ルービンシュタイン、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチやスヴャトスラフ・リヒテルといった大物たちを魅了して生演奏を披露したこの作品を、存分に堪能させている。