詳細:パオロ・パンドルフォは、間違いなくグロッサ・レーベルの主要アーティストの一人です。1995年に加入して以来、現在も同レーベルに所属し、マリン・マレの作品を集めたこの録音は、彼のキャリアにおける画期的な作品となりました。このレパートリーがこれほどのエネルギーと細部へのこだわりをもって演奏されることは稀で、数々の特別な瞬間にこれほどの魔法がかけられています。トーマス・ボイセン、ミッツィ・マイヤーソン、ペドロ・エステヴァンを含む豪華メンバーが、ヴェルサイユ宮殿の迷宮、パリの鐘、あるいは痛みを伴う手術について語りかけます。中でも、パンドルフォによる「マレの墓」と「シャコンヌ」の演奏は、忘れられない瞬間の1つです。パオロ・パンドルフォは、1979年頃からヴァイオリニストのエンリコ・ガッティ、チェンバロ奏者のリナルド・アレッサンドリーニと共に、ルネサンスおよびバロック音楽の表現様式の研究を始めました。 1982年、J.サヴァール率いるアンサンブル「ヘスペリオンXX」のメンバーとなり、1990年まで世界各地で演奏活動を行い、数十枚の録音を手掛けた。ソリストとして初の録音が大成功を収めた1990年、母校であるバーゼルのスコラ・カントルム・バジリエンシスのヴィオラ・ダ・ガンバ教授に任命された。