詳細：レイク・ストリート・ダイヴの2016年リリース。ドラマーのマイケル・カラブレーゼ、ベーシストのブリジット・カーニー、ボーカルのレイチェル・プライス、ギタリスト兼トランペッターのマイケル・“マクダック”・オルソンの4人のメンバーが、ナッシュビルを拠点とするプロデューサー、デイヴ・コブ（スタージル・シンプソン、クリス・ステイプルトン、シークレット・シスターズを手掛けた）とタッグを組んだ。「サイド・ポニー」というバンド名は、奇抜なヘアスタイルを歌った楽曲に由来しているが、レイク・ストリート・ダイヴのバンド哲学と個性を象徴するメタファーでもある。カーニーはこう語る。「アルバムタイトルを決めていた時、このタイトルがバンドの精神を体現していると思ったんです。私たちは常に、どこかカテゴライズしがたい、風変わりで、型破りで、ジャンルレスなバンドでした。このアルバムで伝えたかったのは、まさに『自分らしくいよう』というメッセージでした。」コブの作業方法は、レコーディングを迅速かつ自由に、可能な限りスタジオでのライブ感覚で進め、型破りなアプローチを積極的に取り入れることだった。これはレイク・ストリート・ダイブにとって、サウンドやアレンジメントの実験、そしてバンドがこれまで試みたことのない方法での共同作曲の機会という、嬉しい挑戦となった。カラブレーゼはレコーディングのプロセスについてこう語る。「デイブのプロセスは気まぐれで、方向性を瞬時に変え、『何もない』から『ある！』へと変化していく」。彼は続ける。「私たちもいつも確信が持てたわけではなかった。でも、コンピレーションを聴いてみると、彼が私たちにはなかった何かを捉えていたことに、皆が同意した」。プライスはこう付け加える。「このレコーディングプロセスを通して、それぞれの強みがいかに美しく補完し合っているかを見るのは、素晴らしい経験だった」。