詳細： 20世紀を代表するヴェルディ指揮者の一人、ランベルト・ガルデッリが手掛けたこの美しいマクベス版は、主人公ディートリヒ・フィッシャー＝ディースカウの解釈に最大の力を発揮しています。彼は並外れた方法でマクベスのキャラクターを深く掘り下げ、タッデイ、カプッチーリ、ヌッチといったイタリアの偉大なマクベス解釈者たちを凌駕するほどでした。特に、当時、そして短期間ではありますが、イタリアのメロドラマで最も難解な役柄を演じたドラマティック・ソプラノ、エレナ・スリオティスの卓越した解釈は特筆に値します。当時絶頂期にあったパヴァロッティやギャウロフについて語る必要などありません。まさにかけがえのない傑作です。