詳細： 3枚組LPレコード。デジタルリマスター版。作曲家でありコンピュータミュージックのパイオニアでもあるローリー・シュピーゲルによる1980年のデビューアルバム『The Expanding Universe』。オリジナルアルバムは、3LPまたは2CDの大型拡張セットとして再発。アルバム収録曲全4曲に加え、同時期にリリースされた15曲を追加収録。ほぼ全て未発表曲で、2018年版で初めてレコード化される曲も多数収録されています。2012年の初再発以来、このアルバムはエレクトロニック、アンビエント、そして20世紀クラシック音楽の古典として広く認知されています。このセットには、「Patchwork」、「Appalachian Grove」シリーズ、「East River Dawn」、そしてボイジャー宇宙船に搭載されたゴールデンレコードに収録された「Kepler's Harmony of the Worlds」など、人気の高い作品が収録されています。 『The Expanding Universe』を構成する楽曲は、ゆっくりと展開するテクスチャと、複雑な対位法、ハーモニー、複雑なリズム（オリジナル・カバーの注釈では、ジョン・フェイヒーとJ.S.バッハの両名が大きな影響を受けた人物として挙げられている）の感情の豊かさが組み合わされ、すべて電子音で構成されている。テリー・ライリー、フィル・グラス、スティーヴ・ライヒの作品と一緒にされることが多いこれらの作品は、はるかに短く明快な形式が異なっている。1974年から1977年の間にベル研究所のマックス・マシューズとF.R.ムーアが開発したGROOVEシステムで作曲、実現されたこのアルバムの楽曲は、音楽の内容と制作方法の両方で時代をはるかに先取りしていた。収録されている各作品は新境地を開き、コンピューター・ロジックとライブでインタラクションを行うまったく新しい手法を開拓した。この音楽制作方法は、Ableton Live、Max/MSPなどのインタラクティブ音楽ソフトウェアが音楽制作の主流になり、現在では人気が最高潮に達している。