詳細:限定レッドカラー・ヴァイナル。音楽オムニバス『The Best of Lily Konigsberg Right Now』は、Lily Konigsbergのフィジカル作品としては初めて広く流通した作品であり、『Good Time Now』と『4 Picture Tear』の初のヴァイナル盤でもあります。このコレクションは、『Good Time Now』の背後にあるメランコリックな物語と緩やかに並行しており、精神的な崩壊がきっかけでKonigsbergは過去の自分に対する非人格的な感覚に陥ります。EP『4 Picture Tear』について、Konigsbergは「マット(ノーマン)と一緒に撮った写真を見ると、その写真に写っているのはかつての自分だと思ったのに、もうその自分はいないと思って泣いてしまう」と語っています。振り返ってみると、これら3枚のEPは、Konigsbergのソングライターとしての歩みを象徴する独特の小品のように思えます。それぞれの過去の自分は、音楽的な繋がりや熱心な内省を通して、目に見えない糸で現在へと繋がっているのです。ケーニグスバーグがこれまでのどのリリースにもしっくりこなかった曲「Owe Me」が、今やオープニングのカーテンコールとして登場する。「ショーに来てくれてありがとう」とケーニグスバーグは、見えない観客の拍手に向かって言う。「もし知らなかったなら、今ならきっとわかるわ」。ケーニグスバーグが辛抱強くアンダーグラウンド・ポップの脚光を浴びてきた道のりと、多様で才能豊かなクリエイターたちと繋がる彼女の並外れた才能が融合した、心を揺さぶる瞬間だ。
リリー・ケーニグスバーグについて
平等主義のアートパンクバンド、パルベルタのメンバー3人のうちの1人である、ブルックリン生まれブルックリン在住のリリー・コニグスバーグは、幼少期から音楽に時間を費やしてきました。「生まれた瞬間からロックスターになりたがっていたんです」とコニグスバーグは昨年7月、Pitchfork誌に語っています(彼女は2020年度Pitchfork Rising Artistに選出されました)。