詳細: 1984年に自伝『The Quasar Of Rock And Roll』を出版した後、リトル・リチャードは引退から復帰することを決意した。ゴスペルに重点を置いた前作『God's Beautiful City』から7年、1970年代にRepriseレーベルから出した復帰アルバム（『The Rill Thing』、『King Of Rock And Roll』、『The Second Coming』、そしてRepriseが当時お蔵入りにした『Southern Child』）から10年以上が経っていた。新しいアルバムのために、リチャードは海外へ渡り、ロンドンでレコーディングを行い、プロデューサーのスチュアート・コールマンが指揮を執る、ビリー・プレストン、マッスル・ショールズのギタリスト、トラヴィス・ワマック、ベーシストのジェシー・ボイス、ドラマーのジェームズ・ストラウドからなる強力なバンドと共に制作した。ワーナー・ブラザースは1986年に『Lifetime Friend』をリリースした。スピリチュアルな歌詞を織り交ぜたロックンロールの10曲（初期のラップも登場）を収録したこのアルバムは、再びカムバックしたと言えるだろう。アルバムの強烈なオープニング曲「Great Gosh A'Mighty」（ビリー・プレストンとの共作）は、リチャードによって映画『どん底生活記』のために再編集され、トップ40入り目前となった。他の2曲、「Operator」と「Somebody's Comin'」もイギリスのチャートに登場した。