詳細： 1980年に発売されたEissue。ティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークス解散後、リディア・ランチはソロキャリアをスタートさせ、彼女の最高傑作と言っても過言ではないアルバム『クイーン・オブ・サイアム』をリリースした。ノー・ウェイヴの真骨頂とも言えるこのアルバムは、耳障りな要素がゴロゴロと詰まっているが、彼女の表現の幅ははるかに広く、スローな葬送歌、過剰なフェミニスト的煽動、騒々しい個人的な浄化から、ヴォイドイズ／ルー・リードのギタリスト、ロバート・クワイン、コントーションズのベーシスト、ジャック・ルビー、そしてジョン・ケイルのドラマー、ダグラス・ブラウンが奏でるディスコやラウンジミュージックのエキゾチックな雰囲気まで、多岐にわたる。活気に満ち、驚くほど幅広く、そして挑戦的な不協和音を奏でる『クイーン・オブ・サイアム』の緻密なレイヤーは、挑発と煽動を目的としている。その真髄を解き明かすには、じっくりと聴いてみてほしい。