詳細： LPレコード。8枚のアルバムをリリースしてきたマリア・ロデスの才能は、幾度となくその輝きを証明してきた。しかし、「Fuimos Los Dos」は特別なアルバムだ。それは、彼女がElefant Recordsから初めてリリースしたソロアルバムだからというだけではない（La Estrella de Davidとの共作「Contigo」以来）。これはおそらく、彼女の最も親密な作品と言えるだろう。シンガーソングライティング、ラテンアメリカのフォークロア、そして音響実験を融合させ、恋愛関係の終焉というビジョンを表現している。まさに至福のひとときであり、彼女の素晴らしい歌声が、緻密で繊細、そして優美なアレンジメントの間を舞う。アルバムはジョエル・コンダルと共同でプロデュースされ、ギターとチャランゴ（アンデス地方の小型弦楽器）はイザベル・ローデンバック、チェロはマルタ・ローマが担当。二人の演奏は、この別れの物語を最初から最後まで織り交ぜ、包み込むようなアレンジメントを生み出している。