詳細：ブラジル出身のシンガーソングライター、マクサドは90年代後半から音楽活動を続けてきましたが、初期レゲエシーンで国際的な注目を集めたのは、自身のバンド「Firebug」での活動でした。2003年から2010年にかけて発表された3枚のアルバム以降、ブラジル、ヨーロッパ、そしてアメリカ各地で多くのコラボレーションを行ってきました。最近では、ニューヨークのDavid HillyardやロサンゼルスのSmoke & Mirrors Soundsystemの作品に参加しています。スカ、ロックステディ、レゲエというジャマイカ初期3つのスタイル全てに精通するマクサドの才能は、英語でもポルトガル語でも、物語を紡ぐ能力にあります。Firebug解散後も、マクサドはプロデューサーのVictor Riceとのコラボレーションを続け、このEPはそれらのコラボレーションの成果です。失恋について歌う「Upon a Smile」であれ、自己破壊的な内なる独白を歌い上げる「I Was」であれ、あるいは創作のインスピレーション源にほろ苦い賛辞を捧げる「A Blusa」であれ、マクサドの響き渡るテナーは率直にメッセージを伝えている。ファイアバグのレコードに馴染みのある方なら、マクサドとライスが20年近くもの間、一度も途切れることなく共に制作を続けてきたことから、この作品の連続性に気づくだろう。