Merzbow - Eternal Stalker (ビニールレコード)

Merzbow - Eternal Stalker (ビニールレコード)

商品番号: 011586672680

通常価格 $19.99


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詳細:日本のノイズ界のパイオニア、Merzbowこと秋田昌美とオーストラリアのサウンド・スカルプター、ローレンス・イングリッシュが、初の公式コラボレーションで、夜間の産業活動の悲惨でシュールなポートレートを提示します。これは、イングリッシュの故郷ブリスベンから北へ7時間ほどの広大な工場群でフィールドレコーディングされた音源から生まれたものです。イングリッシュはこのエリアを「不安で落ち着かない」場所と表現し、製錬所や精錬機械の不気味な光に満たされ、どこかこの世のものとは思えない雰囲気を醸し出しています。この境界線は、タイトルが暗示しているアンドレイ・タルコフスキーの壮大な煉獄的大作『ストーカー』で鮮やかに捉えられています。秋田もまた、『Eternal Stalker』の初期稿を「ディストピアSFオペラのサウンドトラックのよう」と表現しています。機械的な恐怖と破滅した未来のムードが、アルバムに収録された7つの力強い楽曲のそれぞれに浸透しています。 オープニング曲「The Long Dream」は、金属板に降り注ぐ雨音で舞台を彩ります。雷鳴と金属的な反響が、崩壊しつつある倉庫の梁にまで響き渡ります。嵐は瞬く間に高まります。「A Gate Of Light」と「Magnetic Traps」は、電気による破壊と鎖の軋むような激しい怒りが渦巻き、咆哮と容赦ない響きを放ちます。「The Visit」と「Black Thicket」はより遠くから、蒸気、錆、そして液体金属の地形を上空から見下ろしているかのようです。暴力の揺らめきは、まるで闇の毛布に飲み込まれた銃声のようです。これは、最も原始的で不可解なノイズです。陰鬱で、うねり、不透明で、混沌と創造の禁断の辺境を忍び寄るかのように。 アキタの音楽について語るイングリッシュは、その「純粋にサイケデリックな強烈な基層。それは聴き手を呑み込み、混乱させる」と表現する。摩擦と亀裂が船酔いのように渦巻く音は、聴き手を包み込み、聴覚的な屈服を強いる。「この感覚の飽和は、陶酔感をもたらすこともある」。その証拠は「The Golden Sphere」の中盤で明らかになる。唸り声のような騒乱が徐々に後退し、遠く離れた銀河系にある死んだ星の共鳴のように、虚空に漂う不気味なサイレンのようなドローンが姿を現す。ゆっくりと、沸き立つような毒々しい音量の壁が再び現れ、信号を切り裂き、その周波数は擦り切れ、嵐の目へと吹き飛ばされていく。その複合効果は、消滅と解放、歓喜と破壊を融合させる。それは、根こそぎにされ、係留を解かれ、ついに形から解き放たれた、解決としての解体の音なのだ。

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