詳細： 「僕はこう考えています」とMETZのフロントマン、アレックス・エドキンスは語る。「バンドを始めるのは、ただ何かをするためだけ。音楽は自分を動かすものであり、夢見て、考えているもの、それだけのものだ。ずっと続けられるなんて、考えたこともない。でも、どういうわけか、人々が実際に聴いてくれ、惹きつけられ、バンドは新たな意味を持ち始める。突然、自分たちを変えろという、現実であれ想像であれ、期待とプレッシャーが生まれる。このアルバムを作る上で、僕たちにとって重要なのは、そのプレッシャーに屈しないことだった」。一見抗えない力と動かぬ物体が出会った時に何が起こるかは、METZがライブでもレコードでも作り出す音楽の適切なメタファーだ。さあ、北米で最も優れたツアー・ロックバンドの衝撃的なニュー・アルバム『II』を聴いてみよう。 2014年に作曲・録音された『II』は、正当に称賛されたセルフタイトルのデビューアルバムを引っ提げた2年間の精力的なツアーを経て、METZの真骨頂と言える作品だ。彼らの真髄を、現状のテープに残せる限りの純粋な形で表現している。ギターは巨大で、ドラムは不機嫌そうで、ボーカルは冷たく、そして音量は不安になるほどだ。