詳細：トロント出身のパワートリオMETZのニューアルバム『Up On Gravity Hill』で、バンドはダークでありながらも優しさを併せ持つ万華鏡のような音世界を創り出しています。エンジニアにはMdou Moctar、Lingua Ignota、Battles、The Bodyを手掛けたSeth Manchesterが再び加わっています。ロックバンドが持つ、人間同士の繋がりの最高の共鳴を体現する力を信じ、このアルバム『Up On Gravity Hill』には心を高揚させるものがたくさん詰まっています。何度も聴いて解き明かす価値のあるパズル、あるいはただただ何度も夢中になれるパズルです。このアルバムには、彼らのキャリアの中でも最も広がりがあり、共感的で、聴きやすい曲がいくつか収録されています。ポップスと呼べるでしょうか？ 矛盾しているように思えるかもしれませんが、METZは常に矛盾を抱えてきたバンドなのです。ギタリスト兼ボーカルのアレックス・エドキンスはこう語る。「メタルやハードコアの純粋主義者にとって、僕らの音楽は決してヘヴィさが足りない。でも、インディーロックにとってはヘヴィすぎる。僕らにはただ、自分の領域がないだけ。それでいいんだ。僕らは境界線の外にいる。今回のアルバムは、まさにそんな感じだと思う。」