詳細: 2021年リリース。マイケル・ハーレーの12年ぶりとなるスタジオ・アルバムは、ジギタリスが咲く短い時期にオレゴン州アストリアでレコーディングされた11曲を収録。ハーレーはここ数年、自宅でこのアルバムのワークショップを重ねてきた。友人やコラボレーターたちが街を訪れ、遠方から参加してくれた。ヴァイオリン、オルガン、アップライトベース、バンジョー、パーカッションが楽曲を彩るが、中心にいるのは、もちろん、謎めいたスノック。デビュー・アルバム(1964年の『First Songs - Folkways』)から57年を経てもなお、彼の楽曲はますます個性的で、より深く成長している。スノックにしかできない。胸が張り裂けるような、心温まる、伸びやかで気楽なサウンド。ヴァイオリン2本がアクセントを添える壮大なオープニング曲「Are You Here For The Festival」は、庭仕事をしている時に思いついた。「Little Blue River」は、雲の上を漂うように流れる。心に残る「ジェイコブス・ラダー」のサウンドは、まるで別の時代、あるいは別の次元からやってきたかのようだ。『フォックスグローブス』は、ハーレーのこれまでのどのレコードにも劣らず、心地よく、素晴らしい作品だ。