詳細：あまり知られていないが、2本のヴァイオリンのための作品は古くから存在し、一方では共に演奏し、互いに聴き合うという教育的目的、他方では民俗伝統をも反映している。このアルバムに収録されている作品は、まさにこうした様々な観点から展開している。民族音楽的要素を帯びた作品もあれば、教育的な要素を帯びた作品もあるが、何よりも室内楽的な価値の高い対話である。バルトークとプロコフィエフは、1931年から1932年というわずか2年間で、44の二重奏曲と2本のヴァイオリンのためのソナタという、この楽器のための作品の礎となる作品を私たちに贈り、このレパートリーに新たなテクスチャと新たな言語をもたらした。