詳細：不透明ブライトイエローのビニール盤。モノボディは、ポストロック、ジャズ、マスロックの交差点でインストゥルメンタルミュージックを制作するシカゴ出身の5人組バンドです。バンドのメンバーは、アル・コスティス（ベース）、コリン・クラウソン（キーボード）、コナー・マッキー（ギター）、スティーブ・マレク（ベース）、ナンディ・オグボナヤ（ドラム）など、シカゴのDIY、ハードコア、マスロックシーンで活躍する、熟練の楽器奏者やベテランたちです。前作のモノボディ（2015年）やレイトレーシング（2018年）と同様に、3枚目のLP『コンマ』は、核となる美的概念（この場合は蝶）によって巧みに支えられた、ほぼ直線的な音の旅です。アルバム名とトラックタイトルは蝶の分類学上の名称に由来し、アートワークは蝶の鮮やかな色とユニークな模様を捉えるために依頼されたオリジナル絵画です。このコンセプトはまさに的を射ている。モノボディのサウンドを表現するには、「色彩」や「模様」といった言葉の方がはるかに有効だ。モノボディのサウンドは、どんな厳格な分類にも当てはまらない。細部へのこだわり、技巧的な演奏、そして緻密な技術的構成は、もしバンドが人間性に根ざし、自然な探求心と有機的な変化を織り交ぜたアレンジメントを紡いでいなければ、科学的な領域に踏み込んでしまうかもしれない。パンクロックの熱気は、ニューエイジジャズの躍動感へと自然と溶け込み、やがてアンビエント・エレクトロニカの宇宙的背景放射へと完全に沈静化する。トータス、テラ・メロス、パット・メセニーのファンにとっては…だが、もし彼らが一緒にアルバムを作ったら、という感じだろうか。