詳細：バンドの中には、長年かけてカタログを作り上げるバンドもある。マーダー・バイ・デスは、独自の世界観を築き上げてきた。20年以上にわたり、彼らは8枚の没入感あふれるアルバムをリリースしてきた。それぞれのアルバムが、彼らのサウンドとテーマの限界を微妙に広げ、バンドの真の可能性を探求してきた。9枚目のアルバム『Spell/Bound』では、バンドはこれまでの作品ではほんの少ししか示唆されていなかった、豪華絢爛でスペーシーな領域へと、最大の飛躍を遂げた。「サウンド的には、マッシヴ・アタックやポーティスヘッドのような、トリップホップに近い方向性を目指しました。チルでありながらダークな雰囲気を追求したのです。豊かでありながら、必ずしもサウンドの壁ではない、そんなアルバムにしたかったのです」とフロントマンのアダム・ターラは語る。