詳細：ベテラン・シンガーソングライターによるアーカイブ・リリース。『Songs For Judy』は、ニール・ヤングの1976年11月のソロ・ツアーから厳選された、ライブ・アコースティック・パフォーマンスのコレクションです。ツアー中の様々な都市で録音された22曲が収録されています。このライブ録音による楽曲サイクルは、特に力強く、他に類を見ないものです。ヤングは、その年の大半をクレイジー・ホースとのツアーで世界中を回っていました。ソロ・ツアーでは、エネルギーを充電し、数年間レコーディングされることのなかった曲に集中しました。アルバムに収録された数々の名曲の中でも、「No One Seems To Know」は、これまで日の目を見ることなく、他のバージョンでも未発表のままです。『Songs For Judy』に収録された楽曲の生演奏は、飾らず、ソロ演奏においても曲が息づき、独自の形を見出すことを恐れない、ヤングのアーティストの姿勢を反映しています。当時書かれた曲は、焦点が当てられ、そして消え去ったように見え、そしていつかヤングの手中に戻ってきます。 「ホワイト・ライン」と「ギヴ・ミー・ストレングス」は、それぞれ1990年と2017年に光明を見出した好例です。また、ヤングがスプリングフィールドの「ミスター・ソウル」（67年）、「ヒア・ウィー・アー・イン・ザ・イヤーズ」（68年）、「ザ・ルーシング・エンド」（69年）といった、時代を超えて愛される初期のソロ作品から初期の名曲を再び取り上げているのも興味深い点です。