詳細:ジェイド・リリトリは悲観主義に慣れている。バンド「oso oso」の楽曲の大半は、まさに悲観主義をテーマにしている。しかし、ニューアルバムでは、リリトリ自身が闇を熟知しているからこそ、光を取り入れることに徹底的に取り組んでいる。2016年の人気作『The Yunahon Mixtape』で、リリトリはより悲観的な思考に傾倒していたが、続く『Basking In The Glow』は、その真逆の、前向きな姿勢を試みている。本作で彼は、良い日よりも悪い日の方が確かに多いことを認めているが、もしかしたら、避けられない終わりをただ待ち望むのではなく、むしろ後者を真に受け入れることができるかもしれない。