詳細:オーストラリア出身のアウトロック・デュオ、Party Dozenが、2020年5月にセカンドアルバム『Pray For Party Dozen』をリリース。再びセルフプロデュースとなった本作では、「Party Dozen」をはじめとする楽曲がデビューアルバム『The Living Man』からの橋渡しとなり、邪悪なサンプルループを基盤に、デュオは新たな不遜の殿堂を築き上げている。その他の楽曲では、エレクトロ・クラウトロック(「Auto Loser」)、ストーナー・サイケ(「The Great Ape」)、アンビエント・インダストリアル(「Scheiße Kunst」)といった要素を巧みに取り入れている。『Party Dozen』を彷彿とさせるサウンドだが、よりラウドで、より静謐で、さらにワイルド。さらに、歌詞付きの曲が2曲収録されている。聴く者を躍らせるほどスマートでありながら、考えさせるほどにドジな作品。しかし、それは個々の要素の総和以上のものではない。要素など存在しない。Party Dozenだけが存在するのだ。