詳細:ダークサイド・ミックス。ダブル・ビニールLPプレス。20年以上の制作期間を要した『i/o』は、ピーター・ガブリエルにとって2002年の『Up』以来となる新作アルバムです。2023年、ピーターは満月のたびにアルバムから新曲を1曲リリースしてきました。約4週間ごとに公開される各トラックは、それぞれの時間と空間を見つけ、独自の軌道を描いています。優雅さ、重厚さ、そして素晴らしい美しさに満ちた12曲は、ピーターが聴き手を釘付けにする曲を書き続ける才能の継続だけでなく、あのスリリングな歌声が今もなお完璧で心地よく健在であることを改めて証明するものです。アルバム全体を通して、知的で思慮深く、しばしば示唆に富む曲が、人生と宇宙をテーマにしています。タイトル曲「i/o」でピーターが歌う「僕はすべての一部に過ぎない」という、私たちを取り巻く世界との繋がりは、アルバムに繰り返し登場するモチーフだが、時の流れ、死、悲しみ、そして不正、監視、テロリズムの根源といったテーマもまた、アルバムに繰り返し登場する。しかし、このアルバムは厳粛な作品ではない。思索的ではあっても、決して憂鬱なムードにはならない。i/oは音楽的に冒険的で、しばしば喜びに満ち、そして最終的には希望に満ち溢れ、最後には、心を奮い立たせるほど楽観的なラストソング「Live and Let Live」が、その頂点を極める。常に限界に挑戦し続けるi/oは、単なる12曲のコレクションではない。全12曲は2種類のステレオミックスを経ており、Dark-Side Mixはチャド・ブレイクによるものだ。