ポスチャー・アンド・ザ・グリズリー - ブッシュ・ヒムズ(10周年記念リマスター)(レコード)

ポスチャー・アンド・ザ・グリズリー - ブッシュ・ヒムズ(10周年記念リマスター)(レコード)

商品番号: 634413112106

通常価格 $27.99


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詳細:もしかしたら、ずっとこうあるべきだったのかもしれない。ポスチャー・アンド・ザ・グリズリーは2008年にコネチカットで結成され、数本のデモテープを制作した後、2014年初頭にデビューLPをリリースした。『Busch Hymns』は、雑多で生々しく、マリファナの煙と鬱積した怒りが溢れ出ている。「Egg Nog Drunk Off Hilary Duff's Piss」(そう!)や「You Know I Know What You Did Last Summer」といった曲は、このバンドの魅力を完璧に体現している。透明感のある、揺らめくリードが、弾むようなフックの下で今にも爆発しそうになる。唸り声とシンガロングが等分に混ざり合っている。トラックリストを一目見るだけで、ポスチャー・アンド・ザ・グリズリーの真髄がわかるだろう。18分の間に、8曲もの、おどけたタイトルの曲が次々と出てくるのだ。 LP発売10周年を機に、2013年にアルバムのプロデュースとエンジニアリングを担当したThe World Is...のクリス・テティによるリミックスと、クリス・クルメット(Knuckle Puck、Dance Gavin Dance)によるリマスタリングが実現した。このようなアルバムはリマスターされると、時に魅力が薄れてしまうことがある。光沢が粗さを覆い隠し、全体的に明るすぎる色合いになってしまうのだ。しかし、Busch Hymnsではそうではない。これらの曲はより鮮明になっているが、だからといってよりクリーンになったわけではない。J・ナスティのしわがれた叫び声は相変わらず荒々しいが、今回はピス・マローンとキャベッジ・パイルのリズムセクションを背景に際立ち、スポットライトを浴びようと躍起になるのではなく、むしろその光を浴びている。次の2枚のアルバム『I Am Satan』と『Posture & the Grizzly』を通して、彼らのサウンドはいくぶんか洗練され、『Busch Hymns』の鋭さはいくらか薄れ、より明晰な輝きと新たな旋律性を獲得した。『Busch Hymns』は今や、カルトパンク初期の記録、喉を切り裂くようなデモの時代から、あまりにも短かったポップパンクの巨人時代への過渡期と言える。『Busch...

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