Evelyne / Masao が Dark Entries に登場し、レーベル初の日本のヴィンテージエレクトロニクスに挑戦。増尾ひろむと市村ふみおのプロジェクトであるTestpatternは、細野晴臣と高橋幸宏の伝説的レーベルYEN Recordsから1982年にリリースされたシンセポップの傑作「Apres-Midi」で知られている。増尾と市村は「Apres-Midi」の後に袂を分かったが、増尾は1984年にカフェバーで詩を書いていたフランス系アメリカ人のモデル兼ボーカリスト、エヴェリン・ベヌと出会い、音楽活動を続けた。Evelyne/Masaoとしての共同制作は実り多く、二人は1984年6月、テレビ番組「TOKYO ROCK TV」で初共演した。アルバム「TESTPATTERN」には、増尾のホームスタジオで録音された未発表の17曲が収録されている。Evelyne/Masaoのデュオは、「Apres-Midi」のサウンドワールドをさらに発展させている。それは、豊かで洗練されたエレクトロニクスと、複雑でありながらミニマルなプロダクションである。「Sakuramochi」や「Bird Island」といった楽曲は、細野の影響を最も明確に受けており、その高揚感のあるメロディーは、東アジアの音楽的トロップを微妙に皮肉った再展開を示している。しかし、「TESTPATTERN」はYMOへのオマージュ以上のものがある。「Tabac」や「Le Soleil Se Leve」は、Sky Recordsのアイコンであるアスムス・ティーチェンスやクラスターに近い奇妙な感性を表している。また、このプロジェクトは、風変わりな「Alien Go Home」や、完全に歪んだ「Singin' in the Rain」のカバーのように、コンチネンタルなDIYエレクトロニクスのパンク的な精神への親和性を示している。ベヌのボーカルはこれらの探求全体に共通する要素として、ニューウェーブの無表情さと型破りなシャンソン歌手の間を巧みに行き来する。18世紀のフランスの歌に基づいた「Au Clair de Lune」では、最大限にフランス語を駆使している点に注目してほしい。「TESTPATTERN」は、2枚組LPとCDで発売され、ライナーノーツと歌詞が記載された折り込みポスターが付属する。このアルバムは、2011年に亡くなった増尾ひろむに捧げられる。 トラックリスト: Ich Weiss Nicht Mehr わたしの少年 Paradis...