詳細:このコンピレーションには、バンドの最も有名なヒット曲である1981年の「Don't Let Him Know」(ブライアン・アダムスとの共作)に加え、彼らのささやかなコレクションの残りの曲も収録されている。これらの曲は、ほとんどが、薄められたシンセロックという、味気ないジャンルへの精力的な挑戦と言えるだろう。ライトなアートロック、あるいはハードなアダルトコンテンポラリーと呼ぶこともできるだろう。スウィート、スティックス、リトル・リヴァー・バンドを融合させたようなこのアルバムは、「水星では奴らは俺の輝かしいロックンロールに夢中だ、そして俺はいつも火星のアストロボウルで売り切れているようだ」(「スペースシップ・スーパースター」より)や「惑星は死に、誰も泣かない」(「テイク・ミー・トゥ・ザ・カプティン」より)といった歌詞で、スペース・オディティ的な趣を醸し出している。そして何よりも奇妙なのは、「アルマゲドン」のドラムイントロが、数年後に録音されたメタリカの「アム・アイ・イーヴィル?」のイントロに酷似していることだ。 - ジーナ・ボールドマン [オール・ミュージック・ガイド]