詳細： Raganaは、メンバーがドラム、ギター、ボーカルを交代で担当し、現代のメタルシーンで最もユニークで感動的なダークミュージックを生み出しているデュオです。この2人組は2011年にワシントン州オリンピアのDIYパンクシーンで結成され、現在はカリフォルニア州オリンピアとオークランドを拠点に活動しています。これまでに5枚のアルバムを自主リリースし、2018年にはジャンルを代表するThouとのスプリットアルバムをリリースしました。翌年には、話題を呼んだEP「We Know That The Heavens Are Empty」をリリースし、それ以来、静かに新作に取り組んできました。2022年後半にThe Flenserと契約し、同レーベルからのデビューアルバム「Desolation's Flower」をリリースします。 『Desolation's Flower』で、Raganaは彼らの故郷である太平洋岸北西部の動植物から、Mt. Eerieのダークでノスタルジックなフォーク、そしてもちろん、彼らの先駆者であるWolves In The Throne Roomまで、様々な影響を取り入れ、それらを融合させ、実験的で非常に独特なブラックメタルへと昇華させている。生々しい感情と忘れがたい雰囲気に徹底的にこだわり、Raganaは優しく魅惑的なボーカルハーモニーから、胸を突き刺すような叫び声へとシームレスに移行し、また再び優しく魅惑的なハーモニーへと移行することで、重厚で美しく、そして同時に強烈な音楽を生み出している。 ここ数年の激動の時代を舞台に書き上げられた『Desolation's Flower』は、バンド史上最も衝撃的な作品であり、喪失、怒り、苦痛、そして希望を詠った7つの呪文が込められている。ワシントン州アナコルテスのアンノウン・スタジオで、名匠ニコラス・ウィルバー（『Planning For Burial』『drowse』『Divide and Dissolve』『Have a Nice Life』）によって巧みにエンジニアリングされたこのアルバムは、過去10年以上に渡るバンドの精神と実践の集大成と言えるだろう。