詳細：ホワイト＆ブラックのスプラッター。ここから全てが始まる。かつてのバンド、オペレーション・アイビーを彷彿とさせることなく、マット・フリーマン（ベース）とティム・アームストロング（ギター／ボーカル）は、スカやあからさまなクラッシュの盗作の気配を一切感じさせず、デビューアルバムを鮮やかに彩る。それどころか、このアルバムは、重厚なベースとアームストロングの常に不明瞭なボーカルが特徴的な、ハイエナジーなパンク15曲を収録。さらに、歌詞は都市の荒廃と公共の迷惑となるライフスタイルを描いている。このトレードマークとも言えるサウンドを持つランシドは、大規模な物的損害を伴うカーチェイスに最適なサウンドトラックを提供している。MTVがこれを取り上げないのも無理はないだろう。 -マイク・ダロンコ