詳細:ロジャー・チャップマンのスタジオ・アルバムは、常に特別な出来事だ。1966年、このイギリス人シンガーソングライターが、画期的なバンド「ファミリー」で世代を代表する存在として登場して以来、40年にわたるソロ活動を通して、チャップマンの作品は音楽業界の慣習を覆し、ジャンルに挑戦し、時代を映し出してきた。「曲作りをやめたことは一度もない」と彼は振り返る。「『ライフ・イン・ザ・ポンド』では、自分が音楽に落とし込んだものを聴いてもらう必要性を感じた」。2021年にRuf RecordsとChappo Musicからリリースされた『ライフ・イン・ザ・ポンド』は、79歳の彼がスタジオからは遠ざかっていたものの、プライベートでは多作だった時期に終止符を打つ作品だ。 2009年に絶賛されたレア音源集『Hide Go Seek』から12年。「真のライオンハートは今も吠え続ける」とミラー紙が熱狂的に評した本作『Life In The Pond』は、ベテランのチャップマンを過去の面々と再び結びつけ、現代社会の脈動を捉えている。元ファミリーのマルチ楽器奏者、ジョン・“ポリ”・パーマーを共作者兼プロデューサーとして迎えるなど、チャップマンは今作でもその面々をフィーチャーしている。「僕を突き動かしているのは、主に政治家への怒りだ」とチャップマンは歌詞について語る。「でも、日々の出来事、世界のニュース、人々、知り合いからも影響を受けている。それが全て歌詞に詰まっている」。音楽面では、『Life In The Pond』はチャップマンが創設期から影響を受けてきた様々な要素を繋ぎ合わせている。 「これは、私の人生に影響を与えた様々な音楽スタイルへのノスタルジーです。50年代から現在までのアメリカンロック。ジョージ・フェイム、ザ・ストーンズ、ズート・マネーといった60年代のイギリスR&B。フォーク、ブルース、モータウン、スタックス、ブルーノート・ジャズ、クラシック、アメリカーナ、カントリー。実に様々な影響を受けています…」。チャッポの魅力的なキャリアを追ってきた人なら、この多岐にわたるジャンルに驚くことはないだろう。ミッドランド地方の都市レスター生まれの彼は、Rock Legacyウェブサイトでこう語っている。「イギリス版のロックンロールには興味がなかったんです。僕のヒーローは皆アメリカ人でした。リトル・リチャード、チャック・ベリー、エディ・コクラン、ジーン・ヴィンセント。彼らこそが本物だったんです」