静岡ロックンロール組合 - 永久 (アナログレコード)
商品番号: 4995879078280
詳細:静岡ロックンロール組合の唯一のLP『永久保存版』のオープニング曲「ショーンのロック」で、リードシンガーは「俺は静岡のミック・ジャガーだ!」と唸り声をあげる。時は1973年。東京南部の海沿いに位置する陽光豊かな静岡県出身の、エネルギッシュな高校生バンド、このバンドは、まさに嵐を巻き起こしていた。フラワー・トラベリン・バンドやはっぴいえんどといった同世代のバンドと同様に、彼らのサウンドには60年代の洋楽レコードの影響が色濃く表れているが、前述のバンド同様、彼らのサウンドを他のバンドとの類似性で測るのは誤りだろう。この初の2枚組LPリイシュー盤には、妥協を許さないDIY精神と、率直な日本の若者の反骨精神が込められた11曲が収録されている。ミック・ジャガーではない時の彼は、ブルージーな「レインボー・クイーン」で、ボブ・ディランの物まねをし、トリッピーなスライドギターで堂々とバランスを取って歌っている。「お金が一番」はスモール・フェイセスのガレージロックナンバーのように始まるが、荒々しいボーカルハーモニーが背景に漂い、次第に奇妙な方向へ転じ、シンガーは金銭欲の叫びに魅了されていく。アシッドギターと原始的なドラムマシンのようなパーカッションが脈打つ「女と赤」は、スーサイドとクロームの中間のような感じで、突然噴き出すパーカッションは中毒性のある落ち着きを与えてくれる。P-VINEは、象徴的な日本の帯が付いた限定版アナログレコードで永久保存版を再発し、70年代日本の活気に満ちたクリエイティブなアンダーグラウンドを再び取り戻せることを大変嬉しく思っている。
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