詳細:イタリアのヴァイオリニスト兼作曲家であるシルヴィア・タロッツィは、長年現代音楽と即興演奏に携わった後、アルダ・メリーニの詩と作曲家ギャレット・リストに師事したことに触発され、歌曲形式へと転向しました。10年近くにわたり、タロッツィはアルダ・メリーニの詩を曲にし、それを自身の人生経験を反映させるように自身の詩に置き換える練習を重ねました。その結果生まれた『Mi specchio e rifletto』は、バロック・フォーク、アヴァンギャルド、プログレッシブ・ミュージックの芸術歌曲が見事に融合し、詩的であると同時に真摯な自伝的要素を帯びた作品となっています。ペンギン・カフェ・オーケストラの穏やかな室内楽の探求、フランコ・バッティアートの「胎児」のSF的要素、マリア・モンティの「獣人」の抽象的なフリージャズの華やかさ、カテリーナ・カッセリの「春」の甘美さなど、過去の傑作の響きが作品全体に響き渡っています。ソロパフォーマーとして、タロッツィは長年にわたり、エリアーヌ・ラディゲ、パスカル・クリトン、カサンドラ・ミラー、マーティン・アーノルドといった作曲家とコラボレーションしてきました。デボラ・ウォーカーとのデュオ、そしてアンサンブル・デダルスのメンバーとして、クリスチャン・ウォルフ、ユールク・フレイ、マイケル・ピサロ、キャサリン・ラム、セバスチャン・ルーなど、数多くのアーティストと共演しています。2018年には、Unseen Worldsよりフィリップ・コーナーの『Extreemizms: early & late』をリリースしています。