詳細： SPACEHOG / CHINESE ALBUM イギリス人外国人グループSpacehogの2枚目（1998年）となる『The Chinese Album』は、もともと映画『Mungo City』のサウンドトラックとして構想されていました。映画は制作されませんでしたが、ありがたいことにアルバムには同名のグラム/パワーポップソングが収録されています（もし現実世界であれば、大ヒットしていたでしょう）。このアルバムは、デビューアルバム『Resident Alien』とそのヒット曲「In the Meantime」の成功から3年も経っていたこともあり、本来の評価を受けることはありませんでした。しかし、『The Chinese Album』は多くの点で前作よりもはるかに完成度の高い作品となっています。単にグラムロックバンドを気取るのではなく、Spacehogはここで、Queen、Badfinger、The Kinks、そしてR.E.M.（メロウな「Almond Kisses」にはマイケル・スタイプが登場）といったアーティストへのオマージュを込めた、完成度の高いサウンドと美学を作り上げています。そして、ソングライティング（例えば「Lucy's Shoe」）は一貫して力強く、『The Chinese Album』を90年代後半の失われた名盤の一つにしています。ピンクのアナログレコード盤に、CDリリース時に収録されていたグルーヴィーなグラフィックを全て収録した4ページのフルサイズ・フルカラーのインサートが付属しています！