詳細： 7インチ・パッケージに収められた3枚組CDセット。『1974』は、スパークスの1974年リリースの2枚のアルバム『Kimono My House』と『Propaganda』に加え、デモ、未発表テイク、ライブテイク、B面曲を収録したボーナスCDを収録。1974年、グループはロサンゼルスからロンドンへ拠点を移し、記憶に残る作品の数々をレコーディングした。グループ最大のヒットシングル「This Town Ain't Big Enough For Both Of Us」（全英シングルチャート4位）を収録した『Kimono My House』は、グループにとって初の商業的ブレイクスルーとなった。マフ・ウィンウッドがプロデュースしたこのアルバムは、当時のグラムロックの潮流に溶け込み、デヴィッド・ボウイやロキシー・ミュージックの実験的でエレクトロニックな作品に通じるスタイルを確立した。その後、『Propaganda』が1974年11月にリリースされ、全英アルバムチャートで最高9位を記録した。マエル・ブラザーズは、「Never Turn Your Back on Mother Earth」「Something For The Girl With Everything」といった曲で、狂気じみた不気味なポップソングのスタイルを確立した。そして「Achoo」。「50年、26枚のアルバム、そして批評家から絶賛された映画を経て、Sparksが――実に素晴らしい形で――長く愛されるようになるとは、彼は想像もしていなかっただろう。彼らのブレイクスルーの年に発表された作品は、今でも私たちの心の支えであり、心を揺さぶり、誰にも真似できない、独特の美しさを放っている。」 - ジュード・ロジャース、ガーディアン紙