詳細: 2014年リリースのフルアルバム。Mergeレーベル初リリース。2005年にノースカロライナ州チャペルヒルで結成されたSpider Bagsは、メンバーが入れ替わり立ち替わりで活動し、Dan McGee(ギター、ボーカル)のみが様々な形態で活動を続けてきた。しかし、2011年の『Shake My Head』のレコーディング中に、Steve Oliva(ベース)とRock Forbes(ドラム)からなる現在のラインナップがついに確立された。前作で築かれた基盤の上に築かれた『Frozen Letter』は、共に長い時間を過ごした3人のミュージシャンの先見の明によってロックしている。「このアルバムを始めた時は、リリースのことなど考えていませんでした。ただ楽しんで、前進し続けるために作ったんです」とForbesは語る。このアプローチにより、エンジニア兼プロデューサーのWesley Wolfeの助けを借り、バンドはこれまで以上にサイケデリックなフロンティアへと踏み出すことができた。数日間にわたって主にライブレコーディングされたこのアルバムには、リフ重視のロックナンバー「Back with You Again in the World」や「Chem Trails」に見られるような、爽快な緊迫感が漂っている。「We Got Problems」は、真のアシッドトリップのように、極限の恐怖と解き放たれた歓喜が交互に押し寄せる。ヘヴィで反復的なパターン、エフェクトのかかったギター、そしてSuperchunkのMac McCaughanによる鋭いゲストリードが特徴的なこの曲は、6分足らずの中にSpider Bagsの一時代を凝縮している。