詳細：オーストリア出身の鍵盤楽器奏者エリアス・ステメゼダーとドイツ出身のパーカッショニスト、クリスチャン・リリンガーが、この3年間で素晴らしい芸術的パートナーシップを築き上げてきたことは実に印象的で、既に様々なレコーディングでその成果が発揮されています。ピーター・エヴァンスとラッセル・ホールを加えたカルテット編成となった本作『Umbra II』では、彼らのコラボレーションの更なる側面が明らかになります。プロダクション重視の前作『Umbra』とは異なり、『Umbra II』は完全にアコースティックで制作され、バンドのサウンドにはクラシカルな雰囲気が漂っています。ジャズの伝統と最も強く、そして最もダイレクトに結びついたこのアルバムは、ニュージャージー州イングルウッド・クリフスの由緒あるヴァン・ゲルダー・スタジオでレコーディングされました。 「このデュオは常に未来を見据えています。それは、新しいコラボレーターの起用、斬新なテクニックの採用、楽器の武器庫への新たなツールの追加など、あらゆることを意味します。『Umbra ll』は、現在進行中の旅の一区間を表しています。目的地が常に捉えどころのないものであり続けることを願っています」とピーター・マーガサックはライナーノーツに記しています。