詳細：限定7インチ・ビニール盤。1959年のアフロフューチャリズムの名盤『Nubians of Plutonia』のオープニングを飾る「Plutonian Nights」は、サン・ラの真髄を体現した、宇宙を思わせる壮大なパーティ・ジョイントです。膨大なカタログの中でも屈指のグルーヴを誇るこの曲を通して、ラはR&Bへの愛とジャズへの傾倒が不可分であることを明かしています。かつて彼はベーシストのリチャード・エヴァンスに「僕らはジャズを演奏するんじゃない、ダズを演奏するんだ」と語っていました。パット・パトリックのバリトンサックスはフェンダーベースへと変貌し、ジョン・ギルモア＆カンパニーのスウィングするフローは「Blowing」（Out From Chicago）という表現に新たな意味を与えます。トップダウンのクルーズコントロールと息継ぎの改善のためにリマスターされています。「Reflects Motion」は、長らく宇宙の奥深くに埋もれていた、60年代初頭の画期的なChoreographer's Workshopセッションからのブレイクビーツの宝庫です。マーシャル・アレンのフルートが、トミー・“バグズ”・ハンター特有の幽玄なテープリバーブを経たスコビー・ストローマンのドラムの間を囁くように響く。ボーカルのメロディーパターンの鮮烈な彷彿とさせるサウンドは、キング・タビーとオーガスタス・パブロの出会いの20年前の先駆けと言えるだろう。インナ・スペースファイア・ダブ・スタイル。