詳細:偉大な「歌のファーストレディ」エラ・フィッツジェラルドの音楽的視野に匹敵する人物はそう多くないでしょう。ビッグバンド・ジャズの主要人物たちとの初期のコラボレーションから、ジャズ・スタンダードの独自の解釈まで、1960年代後半には、当時台頭しつつあったよりポピュラーな音楽を探求し始め、それらを自身のレパートリーに加え、キャリアを通して力強く、不思議なほどに自身のものにしていきました。この希少なレコード盤再発コレクションは、この時期の彼女のライブパフォーマンスで構成されています。1969年、サンフランシスコ・フェアモント・ホテルで行われた一連のコンサートから録音され、ヴァーヴ・レコードの伝説的な創設者、ノーマン・グランツがプロデュースしました。ピアノには比類なきトミー・フラナガン、ドラムにはエド・シグペン、ベースにはフランク・デ・ラ・ローザによるトリオが参加しています。