詳細：マイケル・ベンジャミン・ラーナーがテレキネシス名義でレコーディングした5枚目のフルアルバム「Effluxion」は、原点回帰したアルバムだ。10年前、22歳でラーナーをインディーの神童にしたサウンドとスタイルを再確認しただけでなく、その作り方も原点回帰だ。彼は、初期のトラックをレコーディングしたのと同じ、今は廃盤になっているMacBookのマイクを使い、ウェストシアトルの自宅の地下室にこもって、2年かけてあらゆる楽器を演奏しながら、少しずつアルバムを作り上げてきた。以前のアルバムでは、テレキネシスのデモを発掘して支持した元デス・キャブ・フォー・キューティーのギタリスト、クリス・ワラや、スプーンのジム・イーノがプロデューサー、相談相手、サイドマン、そして権威と経験の持ち主として参加していたが、ラーナーは今作は完全にひとりでやりたかったのだ。