詳細： 2022年リリース。パンデミックで活動が中断されたバンド・オブ・ヒーザンズは、1年間かけて独創的な解決策を見出しました。毎週火曜日の夜、5人組のバンドはロサンゼルスからアッシュビルまで、それぞれの自宅からZoomで集まり、90分間のバラエティ番組「グッド・タイム・サパー・クラブ」を主催していました。「音楽を繋がり、癒しのものとして活用できたのは素晴らしいことでした」とギタリスト兼ボーカルのエド・ジャーディは語ります。「自分たちのためにやっていたのですが、一番のメリットは、ファンと交流できるコミュニティが生まれたことです」。ギタリスト兼ボーカルで、同じく創設メンバーのゴーディ・クイストも同意見です。 「番組はまるで解放感があって、みんなが繋がり、周りの出来事を忘れられる場所でした。ある時、ゲストを呼んでインタビューをすることにしたんです。それがきっかけで、『ねえ、ゲスト全員でカバー曲のミュージックビデオを事前に録ってみよう』という話になったんです。」番組の「リモート・トランスミッション」というコーナーは、毎週ファンに待ち望まれる人気番組となりました。そして今、このタイトルは彼らの最新アルバムのタイトルにもなっています。マーゴ・プライス、レイ・ワイリー・ハバード、チャーリー・スターといったゲストボーカルを迎え、10曲の名曲カバーを収録しています。これは、バンド・オブ・ヒーザンズにとって、まさに最新の革新的な動きと言えるでしょう。彼らは過去15年間で、ルーツロックのオリジナル曲を収録した9枚のアルバムをリリースし、ボナルーやサウス・バイ・サウスウエストといったフェスティバルに出演し、幾度となくワールドツアーを行ってきました（ローリングストーン誌は彼らを「最高のライブバンド」と評しています）。しかも、真にインディペンデントなグループであり続け、彼らはまさに稀有な存在なのです。