詳細： ColourmeinkindnessのBasementは、エモの頂点の一つである初期のSunny Day Real Estateの影響だけでなく、90年代の重厚で時に霞んだオルタナティブ・ロックの要素も取り入れており、Pixies、Silverchair、Catherine Wheelといった巨匠たちの影響を受けたサウンドが特徴的だ。ヴォーカルのAndrew Fisherは、グランジの感傷的ながらも思慮深い主人公という型にぴったりで、有害な人間関係、個人的な荒廃、そして切実な憧れを深く掘り下げ、時折、楽観的な兆しも垣間見せる。激しいオープニングナンバー「Whole」からバラード調のドゥーム「Covet」へと繋がるダイナミックなワンツーパンチ、そして冷笑的なグランジ「Black」、そして穏やかな気楽さ「Comfort」まで、Basementはパンクとハードコアという彼らのルーツに根ざしたエネルギーを保ちながら、サウンドとスタイルを軽々と行き来している。