詳細:マンチェスターのカルト・バンド、ザ・ドゥルッティ・コラムによる3枚目のスタジオ・アルバム『Another Setting』の拡張版。1983年に発売。ストックポートのストロベリー・スタジオで録音され、マーティン・ハネットのお気に入りのエンジニア、クリス・ネーグルがプロデュースを担当。全11曲のアルバムには、ドゥルッティの名曲として知られる名曲が数多く収録されており、中でも印象深いインストゥルメンタル曲「Prayer」(モーナー・フレミングによるコーラングレで彩られている)や、異例の力強いボーカルで、ヴィニ・ライリーがロックに最も近づいたと言える「The Beggar」が特に印象的。また、「Smile in the Crowd」は、デペッシュ・モードのマーティン・ゴアが1989年にソロ・プロジェクト「Counterfeit」でカバーしている。 FBN 30 CDのボーナストラックには、「The Beggar」と「Bordeaux」の見事なライブバージョンに加え、アルバム未収録シングル「I Get Along Without You Very Well」(ファクトリーのトニー・ウィルソン元工場長の妻、リンジー・リードが歌うホーギー・カーマイケルのカバー)が収録されています。さらに、コレクターズアイテムとして人気の高い日本限定7インチシングル「Love Fading」と「For Noriko」、そしてファクトリー・ベネルクス所属のEP「Deux Triangles」に収録されている「Piece for Out of Tune Grande Piano」も収録されています。この「Another Setting」の拡張リマスター版は、白裏盤の6面デジパック仕様で、マーク・ファローとジャッキー・ウィリアムズによるオリジナルカバーアートワークを復元しています。