詳細： 1970年代の英国音楽界の巨匠、ロイ・バッドによる未発表傑作。1974年に作曲・録音された『The Internecine Project』は、まさにロイ・バッドの傑作と言えるスコアであり、今回初めてレコード盤（そしてあらゆるフォーマット）でリリースされます。そして、この上なく崇高なトラック「Mr Easy」だけでも購入する価値があります。ロイ・バッドの絶頂期――『ゲット・カーター』（1971年）後、『ダイアモンズ』（1976年）前――に生まれたこのスコアは、カーター風の催眠術的でジャズを基調としたメロディと、『ダイアモンズ』風の見事なドラマ性で、両者を巧みに融合させています。映画自体は、ケン・ヒューズ監督による洗練された英国スリラーで、灰色で陰鬱なロンドンを舞台に、スパイ活動と殺人を描いた作品です。プロットはシンプル。元スパイのロバート・エリオット（冷徹なジェームズ・コバーン。個性的な髭と、それと同じくらい個性的な衣装が特徴的）が、政府の重要な任務を任されるというものです。疑わしい縁を断ち切り、汚れた過去を清算するため、彼はある計画を思いつく。それは、怪しい仲間たちを全員、同じ夜に、しかもアルファベット順に、知らず知らずのうちに殺し合うというものだ。この映画の珍しく、しばしばスペルミスされるタイトルは、「集団内の抗争」を意味する「インターネシン（interecine）」に由来する。フルカラースリーブ。スリーブノート付き。