詳細：イギリスのモッズ/パンク・トリオ、ザ・ジャムによるアルバムの限定ビニールLPリプレス。『Setting Sons』はザ・ジャムの4枚目のスタジオ・アルバムです。3枚目のアルバム『All Mod Cons』から始まった批評的にも商業的にも高い評価は、このアルバムでも継続されました。「The Eton Rifles」は、グループ初の全英トップ10ヒットとなり、最高3位を記録しました。ポップ志向の前作とは対照的に、このアルバムはザ・ジャムのディスコグラフィーに共通するメロディックさを保ちながらも、よりハードでタフなプロダクションとなっています。間違いなく、ザ・ジャムの中で最もテーマ的に野心的なLPと言えるでしょう。シンガー、ギタリスト、ソングライターのポール・ウェラーは当初、『Setting Sons』を、幼なじみの3人の少年時代を描いたコンセプト・アルバムとして構想していました。彼らは後に何らかの戦争を経て大人になり再会しますが、成長し、それぞれがバラバラになっていることに気づきます。このコンセプトは完全には発展せず、どの曲が当初ストーリーの一部として意図されていたのかは不明ですが、「Thick As Thieves」、「Little Boy Soldiers」、「Wasteland」、「Burning Sky」がストーリー構成曲である可能性が高いという意見が一般的です。このアルバムは、『All Mod Cons』や『Sound Affects』と並んで、ザ・ジャムの作品の中でも批評家から高い評価を得ています。