詳細：ほとんどのミュージシャンにとって、コロナ禍はすべてを変えました。ライブパフォーマンスの見通しが立たず、未来がどうなるか全く分からなかった私は、作曲に没頭しました。ニューヨーク、ヘルズ・キッチンの500平方フィートのアパートに閉じこもり、他に何ができるでしょうか？Septet+の5枚目のレコーディングとなる新曲を書き始めました。次のプロジェクトで何に焦点を当てるかを考えているうちに、何か新しいことに挑戦したい、没頭したい、気を紛らわせたい、とにかく周りのすべてから逃れたいと思いました。いつもよりオンラインで過ごす時間が増えた頃、ビル・モイヤーズの新しいウェブサイトの投稿「A Poet A Day」に偶然出会いました。彼の毎日の投稿はこう始まりました。「ソーシャルディスタンス、自主隔離、隔離生活という、恐怖と不安に満ちた日々が続くこの辛い日々に、同僚と私は皆さんと語り合いたいと思いました。そこで、毎日、私たちが長年にわたり出会ってきた詩人たちを紹介していきます。彼らが皆さんにもたらす唯一の伝染は、『最高の言葉を最高の順序で』伝えることでもたらされる、喜び、内省、そして瞑想です。どうぞお楽しみください。― ビル・モイヤーズ」。私は夢中になりました！ 詩にはあまり興味がなかったのですが、これらの詩に慰められ、インスピレーションを受けました。そして、いわゆる「電球」が頭の中で点灯しました。いつまで続くかわからない自宅待機になるので、これらの詩を歌詞にしてボーカル用の曲を作るには、まさに絶好のタイミングと機会だと思いました。今までやったことのないことです。そして、ここに辿り着きました！ この録音に収録されている詩はすべて、2020年の春の最初の数ヶ月間に選ばれたもので、ついに皆さんにお届けできることに興奮しています。当時の私の気持ちだけでなく、私たち皆が社会的、政治的、そして感情的に経験していたことを表現できる詩を選ぶことから始まった、まさに長い旅でした。音楽的に取り組めそうな、そしてインスピレーションを与えてくれる詩を選びたかったのです。詩人たちが伝えたいことを正当に表現できる音楽を作曲し、それらの考えを増幅し、表現し、体現するために、適切なボーカリストとソリストを起用したいと考えました。もちろん、当時は、録音がリリースされる頃にも、その音楽とコンセプトが時代遅れにならないかどうかは分かりませんでした…しかし、良くも悪くも、これらの詩のメッセージは、書かれた当時と同じように、今日でもなお、現代的で、未解決のままです。 - ジェイミー・バウム