詳細: 70年代後半にスーパースターダムにのし上がることになるバンドの初期デモ音源を2012年に収録したコレクション。1973年と1975年に制作されたデモ音源を収録した『Rock & Roll is Good for You the Fieger/Averre Demos』は、ダグ・フィーガーとバートン・アヴェールによる作詞作曲とレコーディングのパートナーシップの始まりへとリスナーを誘います。このパートナーシップは、2010年にフィーガーが悲劇的な死を迎えるまで、約40年にわたり続きました。全16曲は未発表曲で、既知曲(「Good Girls Don't」と「That's What the Little Girls Do」は後に「Get The Knack」で録音・リリース)と未発表曲の2種類が収録されています。Knackファンなら、後年のプロジェクトのためにリワークや書き直しが行われた、異なるバージョンで認識できる曲も収録されています。リフやフックなど、ある人にとっては宝探しのような体験、またある人にとっては至福のポップ体験となるでしょう。このリリースは、ダグとバートンのパートナーシップが、70 年代のより進歩的なサウンドから、1979 年の「マイ・シャローナ」でディスコの流行を打ち破ったザ・ナックによるパワーポップへとどのように方向転換したかを示す興味深い作品です。