詳細： LPレコード盤にはデジタルダウンロードが付属。メンジンガーズは5枚目のフルアルバム『アフター・ザ・パーティー』で、ジュークボックス・レコードの真髄を追求した。酒場で歌い上げるのにぴったりの、止まらぬメロディアスなアルバムだ。フィラデルフィアを拠点とする4人組ガレージパンクバンド、メンジンガーズは、アンセミックなハーモニー、激しいパワーコード、そして壮大なメロディーを奏で、その使命を十二分に果たしながらも、より深く繊細なニュアンスを表現。繊細に紡がれたストーリーテリングと庶民的なロマンティシズムを併せ持つ『アフター・ザ・パーティー』は、歳を重ねながらも大人になりきれていない、切なくも人生を肯定する作品となっている。 「20代は騒々しい生活を送っていたけど、今は周りのみんながバラバラな方向に進んでいるような気がする」と、故郷スクラントンで10代の頃に、シンガー／ギターのグレッグ・バーネット、ベースのエリック・キーン、ドラマーのジョー・ゴディーノと共にザ・メンジンガーズを結成したトム・メイは語る。それぞれの曲がそれぞれに完結した物語として展開する『アフター・ザ・パーティー』は、バーネットとメイの内省的でありながら外向的な歌詞の感性によって、生命感を宿した作品となった。ウィル・イップ（『タイトル・ファイト』『バランス・アンド・コンポジャー』『ピアノス・ビカム・ザ・ティース』）がプロデュースし、ペンシルベニア州コンショホッケンにあるイップのスタジオ4でレコーディングされた『アフター・ザ・パーティー』は、バンドが新たなサウンドの領域へと踏み込んだ作品だ。メンジンガーズにとってこれまでで最も洗練されたアルバムとなった『アフター・ザ・パーティー』は、5週間に渡ってイップのスタジオに籠もり、集中的な作曲とプリプロダクションのプロセスを経て完成した。バンドは、より拡張性のあるアレンジメントを作り上げることに加え、アルバムのダイナミックでありながら複雑な質感のサウンドを作り上げるために、新しいエフェクトや制作テクニックの実験にも重点を置いた。