詳細：デジタルダウンロードを含む限定アナログLP。3枚目のアルバム『Monterey』で、ミルク・カートン・キッズは彼らのシグネチャー・サウンドを最も純粋なエッセンスへと進化させました。ツアー中、公演後に楽屋や廊下で集まりながら曲作りを続けたこのデュオは、互いの曲を仕上げ、編集し合いました。その結果、バンドのキャリアで初めて、友人や家族でさえ誰がどの曲を書いたのか分からない曲が数多く生まれました。デュオが一つの声にまとまったことで注目を集めたにもかかわらず、『Monterey』では、ようやく二人のシンガーが別々に聴こえてきます。高く評価されていたハーモニーは、二人の個性が際立つように、より離れていくことで、それぞれの個性の奇抜さやねじれが浮かび上がります。ハーモニーは豊かで高揚感を保ち、傷跡が露わになることで、その美しさはより際立ちます。『Monterey』は文字通り、そして比喩的に「旅の途中」で作られたアルバムであり、私たちが通り過ぎる足跡の軽さと、バックミラーに映る記憶の重みとの間の矛盾を、どのように解決できるのかを問いかけているようです。モントレーは、優雅さと美しさ、そして狡猾なユーモアをもってこの疑問を投げかけます。