詳細：ソレーム修道院の修道士たちは、復活祭の殉教者への賛歌のためのアンティフォナ、キリエ9、グロリア9など、グレゴリオ聖歌の「最高峰」を厳選しました。この録音は、ソレーム修道院の修道士たちによる、この上なく優雅で感動的なグレゴリオ聖歌の演奏を特徴づける比類のない真正さを反映しています。19世紀後半、教皇レオ13世はソレーム修道院に、10世紀から11世紀の写本に基づいたグレゴリオ聖歌の修復と保存を命じました。修道士たちがこの使命に取り組んだ細心の注意と熱意は、修道院の影響力をさらに急速にヨーロッパの域にまで広げました。彼らの目標は、グレゴリオ聖歌をすべての人々に届け、「美の助けを借りて祈る」（聖ピオ10世教皇）ことができるようにすることでした。今日でも、ソレム修道院は20万冊を超える蔵書と、バチカンに次ぐ規模を誇る音楽古文書学のワークショップを備え、研究と典礼の祈りの活発な発信源となっています。しかし何よりも、ソレム修道院は、神を探求し、精神性、共同生活、そして伝統を共有するベネディクト会修道士たちの生きた共同体です。