詳細：ゲートフォールドジャケット入り、限定180グラムのナチュラル・クリア・ヴィニールLP。『クルーエル・シスター』は、フォークロックバンド、ペンタングルが1970年にレコーディングしたアルバムです。このアルバムはバンドのアルバムの中で最もフォーク色が強く、全曲が伝統的な楽曲のアレンジとなっています。前作はシェル・タルミーがプロデュースし、かなり重厚な商業的サウンドが特徴的でしたが、『クルーエル・シスター』はフォークミュージシャンのレコーディングで知られるビル・リーダーがプロデュースしました。 「ロード・フランクリン」は、ジョン・フランクリン卿の北西航路発見を目的とした不運な探検を描いた伝統的なバラード「レディ・フランクリンの嘆き」のアレンジです。ジョン・レンボーンがリードボーカルを務め、アコースティックギターとエレキギターの両方を演奏しています。 アルバムのタイトルにもなっている曲「Cruel Sister」は、伝統的なバラード（いくつかのバージョンでは「The Twa Sisters」として知られている）で、騎士の愛をめぐる二人の姉妹の激しい対立の物語を語っています。 アルバムのサイド2は、ヤンシュが自身のアルバム『ジャック・オリオン』に収録したバラード「ジャック・オリオン」の拡張バージョンで占められています。「ジャック・オリオン」は、ザ・チャイルドのバラード「グラスゲリオン」のアレンジです。『クルーエル・シスター』のアレンジは、リズムと楽器編成が異なる複数のセクションを経て展開していきます。 このアルバムの表紙には、アルブレヒト・デューラーによる版画が描かれています。表紙には「男たちの浴場」（Das Männerbad、1496年頃）が描かれ、裏表紙には1498年に制作された「海の怪物」（Das Meerwunder）が描かれています。